【TANITA FIT】クラウド管理で体組成データをもっと活用

2024.06.12

ジム・フィットネスクラブのよりよい運営、経営を叶える「TANITA FIT(タニタ フィット)」。ユーザーのデータをクラウド管理し、アプリで簡単に確認できるサービスで、すでに多くのお客様に導入いただいています。 今回は、そんな「TANITA FIT」の魅力や可能性、誕生の経緯を、担当者が詳しくご紹介します。

プロフィール

株式会社タニタ LS営業部 高島 洋二
2016年5月入社。入社後は、フィットネス・スポーツ機器の輸入商社に勤めた経験を活かし、おもに業務用機器の販売に従事する。営業活動を展開する中で、多くの顧客がデータ管理に課題を抱えていることに気づき、「TANITA FIT」の企画を立案した。
 

株式会社タニタ IT戦略部 矢幅 咲
2019年1月末入社。2018年8月に行われたTwitter採用により入社した「Twitter枠の人」。前職は小売業でプライベートブランドの企画を担当。タニタのコラボ商品担当を経て、2023年2月にIT戦略部へ異動。現在は新サービスのプロダクトマネージャーをしている。


法人向け体組成データ管理サービス「TANITA FIT(タニタ フィット)」とは

まずは、サービスの概要を簡単に教えてください。

矢幅:
「TANITA FIT」は、データのクラウド管理+アプリでデータを確認できる「データ管理アプリ」です。
タニタの業務用体組成計で測定したデータ(体重や体脂肪率、水分量、タニタならではの筋質、フェーズアングルなど)をクラウド管理できます。

測定したデータは、履歴を含め、現場のスタッフ・経営者はもちろん、利用者も全員がアプリで簡単に確認可能。現在は、おもにジムやフィットネスクラブで利用していただいています。

 

 

高島:
データは店舗間で連携できます。たとえばチェーン展開している施設であれば、ユーザーがどの店舗を利用しても、データを蓄積、閲覧可能。これにより、どの店舗でもデータに基づいたサービスを提供可能です。

さらに、全社的な施策や経営戦略などを検討する際は、本部が全店舗のデータを分析できます

このように「TANITA FIT」は、ユーザー一人ひとりはもちろん、ジム・フィットネスクラブの多様なニーズに「フィットする」サービスです。サービス名の「FIT」には、「フィットネス」だけでなく、そんな想いも込めているんですよ。
 


ジムやフィットネスクラブのニーズを汲みとって誕生したサービス

「TANITA FIT」のサービスが誕生した背景について教えてください。

高島:
私は業務用機器の営業を担当しています。ジムやフィットネスクラブ運営・経営者にお話をうかがう中で、「ユーザーのデータをアプリで管理したい」というニーズに気づいたのがはじまりです。ニーズに応えるべく、通常業務とは別に有志のチームを結成し、開発をスタートしました。

現場を見て、データのアプリ管理によって課題の解消が目指せると感じたのですね。

矢幅:
そのとおりです。たとえば、多くのジムやフィットネスクラブが抱える「ユーザーの早期退会」という課題。大きな理由に、モチベーションを維持できないことが挙げられます。

これに対して、ユーザーがスマートフォンからアプリに接続し、履歴を含めた測定データを簡単に確認できれば、からだづくりへのモチベーションを維持しやすくなるはず。アプリ管理が早期の離脱を防ぐひとつの手立てになると考えています。

また、測定結果の印刷が不要になれば、管理の手間が省ける、ペーパーレスを実現できるなどの効果も期待できるでしょう。

さらに、今後アップデートを行った際にも「アプリで完結する=結果用紙の更新が不要」なので、すぐに最新版を使えるのもメリットです。

 

高島:
近年、多くのジム・フィットネスクラブでは、スタッフの省人化に取り組まれています。しかし、省人化を推進するとデータの記録や管理が難しくなり、連続性の獲得やユーザーへの情報の提示・説明に課題が生じてしまいます。

そんな課題も、「TANITA FIT」がサポート可能です。視認性を追求したデザインや音声案内によって、ユーザーが簡単にセルフで体組成を測定できるようになります。

 

今現在だけでなく、今後の課題も見据えているのですね。サービスを導入した施設運営者の方からはどんな反応がありましたか?

高島:
「操作性がとてもいい」という声を多くいただいています。また、測定結果の見せ方も、「わかりやすさ」「からだへの理解をより深められること」にこだわって工夫している点を評価いただいています。
 

「TANITA FIT」は、多くのジム・フィットネスクラブが、サービス品質を落とさずに省人化を実現する助けになれると考えています。


データを活用すれば、より効果的な経営を実現できる

ジム・フィットネスクラブの経営面からのサポートについても教えてください。

高島: 
先に少し触れたとおり、ユーザーのデータは経営戦略の検討に役立ちます。
たとえば、多くのジム・フィットネスクラブが悩まされている「理由のわからない退会」も、「体組成の変化=施設利用による効果の有無」の観点から分析できるでしょう。さらにデータが蓄積していけば、「はかっている人」「はかっていない人」の傾向と継続の関係性も見えてくるはず。

また、会員層が可視化できれば、「このエリア(店舗)にはこういうユーザーが多い」という情報をふまえた効果的な施策も打てると考えています。

タニタでも、こうした情報を蓄積・分析することで、顧客のみなさまにより役立つフィードバックを目指しています。

 


ニーズにすばやく対応するため「自社開発」を選択

「TANITA FIT」は、システム系の外部企業と協議を重ねて開発されたのでしょうか?

高島:
いいえ、「TANITA FIT」のサービスは自社開発です。

メーカーであるタニタは、長らく「ものづくり」に取り組んできました。そこに付随するソフトウェア開発はこれまでも自社でやってきましたが、「TANITA FIT」のように独立したデータ管理アプリサービスはそれまで例のないものでした。
そのため、開発においては組織の体制づくりから試行錯誤が必要で、会社としてチャレンジングな取り組みでしたね。

矢幅:
超えなければならない壁は多々ありましたが、自社開発にしたことで、「機動力」は格段に高まりました。アプリ開発という進化のスピードが速い領域で、機動力は重要なポイント。

世の中の流れやユーザーニーズの変化に俊敏に対応できる体制を実現できたメリットは大きく、決断に間違いはなかったと感じています。

 


「TANITA FIT」は今後も進化していく

最後に、導入を検討されている法人のみなさまにメッセージをお願いします。

矢幅:
「TANITA FIT」はアプリですから、今後もより使いやすく、より便利に機能やデザインを進化させられます。どんどんアップデートを重ねていく予定なので、ぜひ期待していただきたいです!

 

高島:
健康をサポートする施設を運営・経営している方が抱えがちな課題に寄り添えるサービスだと自負しています。トライアルもご用意しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
 

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