目指すは世界。ニトリ女子ランニングチームを支える業務用体組成計「MC-780A-N」

2024.08.01

株式会社ニトリの実業団陸上チーム「ニトリ女子ランニングチーム」では、2024年3月より、タニタ業務用マルチ周波数体組成計「MC-780A-N」を選手のからだづくりに活用いただいています。今回は、その使い方や導入効果、「MC-780A-N」がどのようにチームを支えているのかなど、ニトリ女子ランニングチームの監督と管理栄養士のおふたりにうかがいました。

プロフィール

ニトリ女子ランニングチーム 監督 平田 和光さん
2024年に就任4年目を迎えた、ニトリ女子ランニングチームの監督。選手の技術指導はもちろん、からだのコンディションも把握しながら、管理やメンテナンスも行っている。

ニトリ女子ランニングチーム 管理栄養士 蒲生 佳奈さん
ニトリ女子ランニングチームの管理栄養士として、朝夕の食事メニューの提案、食事状況の管理、からだのデータに基づいた栄養指導などを行う。


ニトリ女子ランニングチームとは

まずは、ニトリ女子ランニングチームについて教えてください。

平田監督:
ニトリ女子ランニングチームは、2015年4月に創部された実業団の陸上チームです。2024年4月時点で10名の選手が所属しており、東京都北区に拠点を置いて活動しています。現在の目標はプリンセス駅伝やクイーン駅伝での活躍ですが、いずれは世界で戦える選手を輩出することを目指し、人材の育成に力を入れています。

▶2024年4月時点でニトリ女子ランニングチームに所属する選手


タニタ業務用マルチ周波数体組成計「MC-780A-N」導入のきっかけ

タニタ業務用マルチ周波数体組成計「MC-780A-N」導入を決めた経緯を教えてください。

平田監督:
長距離走のパフォーマンス向上には、「からだのコンディション」調整が必須です。それも、単に体重をコントロールするだけでは不十分。筋肉量や水分量、体脂肪率などの“からだの構成要素”まで正確に測定し、いずれの指標でもベストな状態に近づけなければなりません。
しかし、女性は男性より脂肪量が多く、また筋肉もつきにくいため、コンディションの管理が難しい傾向にあります。実際、ニトリ女子ランニングチームにも、からだづくりに悩む選手が複数いました。その課題を解消するには、一人ひとりのからだの状態に合った指導やサポートが必要だったんです。また、近年は選手たちのレベルも向上しており、さらに上を目指すにはからだづくりにより力を入れる必要がありました。

 

そこで2024年3月から、タニタの業務用マルチ周波数体組成計「MC-780A-N」を導入。からだの管理方法をアップデートしました。

コスパと使い勝手の良さをふまえ、「MC-780A-N」を選択

数ある体組成計のなかで、なぜ、業務用マルチ周波数体組成計「MC-780A-N」を選んでくださったのですか?

平田監督:
価格が良心的であるにもかかわらず、精度が高い点が決め手でした。たとえば、体重や筋肉量などの基本的な項目だけでなく「タンパク質量」※1もはかれるので、からだの状態をよりくわしく把握できています。
さらに、体組成計で測定したデータを管理できるソフト(Get In Shape-N)が使いやすいことも、理由のひとつ。表が見やすく、また必要な項目を抽出しての加工も可能なので、データを活用しやすいです。
プリンタ(感熱式プリンタセット)もつけているので、選手が自分で測定データを印刷して確認できる※2のも魅力ですね。


※1:タンパク質量はNV-191使用時のみ表示されます
※2:OP-202とNV-191を同時に使用することはできません
 

▶選手が使っている体組成計のまわりには、使い方や結果データの見方も掲出されている

(別売り)付属商品について詳しくはこちら


より正確なコンディショニングが可能に

どのようなタイミングで「MC-780A-N」を活用いただいていますか?

平田監督:
チーム全体では、毎月1回、朝練後に測定日を設定。測定日は年間計画に組み込んでいます。結果は監督やトレーナー、栄養士など、スタッフみんなに共有し、サポートに役立てていますよ。
また、測定日以外にも、個人が気になったときに自由に測定できる環境を整えています。

▶年間計画に測定日が組み込まれたカレンダー

体組成データの活用方法についてもお聞かせください。

平田監督:
練習や食事の検討に役立てています。からだのコンディションをうまくコントロールできていない選手がいれば、私たちスタッフがすぐに介入。介入における指針(脂肪を減らす、筋肉量を増やすなど)も、測定データに応じて立てています。それから、体調不良やケガの選手がいれば、測定データからからだの状態を分析。それをふまえて改善・予防方法を模索しています。
このように、常に明確な数字に基づいて考えられることで、指導やフォローがしやすくなりましたね。選手たちも、納得感が増したのではないかと思います。

 

蒲生さん:
私は、選手たちの食事のコントロールに役立てています
体組成計の導入と同時期に血液検査も実施するようになったのですが、全体的にエネルギー不足であることが発覚し、食事内容の見直しを行いました。そこで頼りになったのが、体組成計の測定データ。数字の推移を見れば、食事の変更に伴うからだの変化を確認でき、コントロールしやすかったです。
具体的なからだの変化としては、体重が増え、筋肉量も増加しました。「体重が増える=脂肪が増えてパフォーマンスに悪影響を与える」ではないことが数字でわかり、安心できましたね。


チームの意識が変化。パフォーマンスも向上!

体組成データに基づく指導で、選手のみなさんにはどんな変化がありましたか?

平田監督:
選手たちの筋肉量が増加しました。体幹が強化され、スピードが出やすくなり、大会の結果にも結びついています。
また、選手の意識にも変化があったと感じますね。自分のからだの状態を細かく数字で知り、パフォーマンスも向上したことで、選手から「からだづくり」について質問を受ける機会が増えました

 

蒲生さん:
過去には「とにかく体重を減らさなければ」と考え、自己判断で食事を減らしてしまった選手もいたんです。それでは筋肉量が低下したり、体調を崩したりする可能性があるので、頭を悩ませていました。
しかし、体組成計を活用しはじめたことで、選手たちが「体重さえ減ればいい」という考え方をしなくなってきたと感じています。平田監督と同じく、私も選手から食事について相談されることが増えました。

 

とはいえ、現在もごはんの量を増やすことに抵抗がある選手は少なくありません。今後も体組成計でからだの変化を可視化して、選手が食事をより不安なく取られるようになって、さらにいい方向に変わってほしいと考えています。

▶選手の体組成や血液検査などのデータが管理されているファイル


高みを目指し、体組成データを活用していく

今後の指導方針について、可能な範囲で教えてください。

平田監督:

現在は駅伝がメインですが、今後マラソン競技にチャレンジする選手が出てきた際は、からだのコンディションをよりシビアに調整しなければなりません。その際も、タニタの体組成計を存分に活用するつもりです。

また、これから測定回数が増えてデータを蓄積すれば、選手ごとにからだの変化や傾向が見えてくるはず。それを練習や食事に反映し、より効果的なからだづくりに取り組みたいですね。栄養不足や不調も、今より早い段階で察知可能になると期待しています。そうすれば、病気やケガをせずに競技に取り組めるよう、より的確なサポートができるでしょう。

 

体組成計は、選手が自分のからだへの理解を深め、スタッフが感覚的な指導から脱却するためにとても有用です。これからも頼りにしていきます。

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