アルコール検知器の使用・除菌における注意点

現在、アルコール検知器の除菌方法について、多数のお問い合わせをいただいています。 アルコール検知器は「呼気に含まれるアルコール」を検知するための機器ですが、アルコールが含まれる環境で検査を行うと空気中のアルコールに反応する可能性があります。 これは誤検知ではなく正常にアルコールを検知している結果です。 弊社のアルコール検知器をご利用のお客様におかれましては、以下の注意点を踏まえ、管理者の責任の下、ご使用くださいますようお願いいたします。

アルコール検査前に手指を消毒する場合

・十分に換気した環境で、もしくはアルコール検査とは別の環境で消毒してください。
※手指消毒液は非常に高濃度のアルコールが含まれているため、大気中にアルコールが残留すると、検査時にアルコールを検知する可能性があります。
※ジェルタイプの場合、アルコールが揮発するまでに時間がかかる可能性があるため、アルコール検知器を使用する前に手指を十分に乾燥させてください。

アルコール検査時

・十分に換気をした環境で検査を行ってください。

ストロー ホルダーをご利用の場合

・感染予防のため、複数人での使用を避け、毎回交換して洗浄することを推奨します。

アルコール検知器の保管時

・アルコールを含む除菌剤などの近くにアルコール検知器を置かないでください。検査時にアルコールを検知した数値を表示したり、数値がゼロに戻りにくくなったりする可能性があります。

アルコール検知器を洗浄消毒する場合

・マウスピースやストローホルダーは、中性洗剤で洗浄、もしくはアルコールや次亜塩素酸で消毒し、 その後、水で洗い流して十分乾かしてから使用してください。
・アルコール検知器の本体を、アルコールを含む除菌シートや布で拭き上げると、検査時にアルコールを検知した数値を表示したり、数値がゼロに戻りにくくなったりする可能性があります。
 (検知器に高濃度のアルコールが入り込むと、数値がゼロに戻るまで1日ほどかかる場合がありますのでご注意ください。)
 このような場合は、完全に揮発させてから使用してください。
・次亜塩素酸ナトリウム(0.05%以下)を使用して拭き上げた場合は、誤検知の可能性は低いです。次亜塩素酸ナトリウムを長期間の使用した場合、検知器に劣化や腐食などの悪影響を及ぼす可能性があります。

その他(お問い合わせ等)

弊社が加盟するアルコール検知器協議会(J-BAC)では、アルコール除菌剤等によるアルコール検知器への影響についての情報をホームページで公開しています。下記URLをご参照ください。
https://j-bac.org/topics/2020/95194/
https://j-bac.org/topics/2020/95195/

本件に関するお問い合わせ先
株式会社タニタ ライフソリューション営業部
電話:03-3558-8118
受付時間:平日9:00ー17:00

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