業務用体組成計ってどれがいいの?売れ筋3機種の選び方のコツ

2025.03.14

タニタは家庭用と業務用の体組成計を製造・販売していますが、業務用体組成計にもたくさんの機種があります。それだけに、選択肢が多いから、何を基準にして選べばよいのかわからない…、どの機種が自社の使い方に合うのかわからない…という声も。 今回の記事ではそんなお悩みにお答えし、タニタの営業担当と開発担当に、タニタの売れ筋業務用体組成計3機種の違いや選び方のコツを聞きました。

回答者プロフィール

株式会社タニタ LS営業部 松村 健
2017年4月入社。入社後は、医療機器・スポーツ用品のメーカーに勤めた経験を活かし、おもに業務用機器の販売に従事する。研究を行う先生のサポートから、健康経営を目指す企業への活動支援を行う。

株式会社タニタ 新商品推進部 後藤 駿介
同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科にて、身体活動量の評価方法やアルゴリズム開発を学び、2016年4月にタニタに入社。その後6年間、医療・研究機関に向けた営業活動に従事。現在はプロフェッショナル向けの商品企画を行っており、2024年に「zaRitz」のアップデートを担当した。

株式会社タニタ LS営業部 森 陽彦
通信機器商社・補聴器メーカーを経て、2017年11月入社。入社後は、東京・大阪・名古屋エリアで業務用機器とその関連サービスの販売に従事。医療機関や研究機関、自治体等に機器やサービスの提案・サポートを行う。


シチュエーションごとにおすすめ機種をご紹介

森:今回紹介する業務用体組成計の3機種は、いずれもからだの細かな情報を高い精度で測定することができます。機種ごとの特徴をしっかりと理解して商品を選ぶことで、お客様のニーズやシチュエーションに合った形でお使いいただけます。ぜひ選ぶ際の参考にしてください。


企業・イベント会場・24時間ジムで大活躍「DC-13C」

森:DC-13Cは、靴や靴下をはいたままで測定できる点が最大の特徴です。そのため、体組成測定をする時にネックになりやすい「靴や靴下を脱ぐ」という動作をせずに測定をすることができます。かがむ動作が難しいご高齢の方が多い場所、たとえば薬局などで重宝いただくことが多いです。

 

また、最短18秒で測定が可能なため、多くの方を測定するイベント会場などでもよく活用されています。
とにかく簡単にはかれるのが特徴の機種なので、セルフでも測定ができるという点からスタッフのいない24時間ジムや企業様のコミュニティスペースでも導入されることが多いですね。
ただしDC-13Cは、全身の数値のみ測定が可能な機種ですので、からだの部位ごとの細かなデータが必要な場合は、以下で紹介する機種を検討してください。

▲両手から微弱な電気を流す4電極タイプのDC-13C


フィットネスジムや研究機関で導入多数!コストパフォーマンスで選ぶなら「MC-780A-N」

森:この機種は、手と足の両方から微弱な電気を流す8電極タイプの体組成計です。そのため、全身、右腕、左腕、右脚、左脚の部位ごとに計測できるのが特徴です。より正確な体組成を知りたい、あるいは細かい数値を知りたい医療機関・研究機関・フィットネスジムといった施設からのニーズが高いですね。
 

MC-780A-Nは、検定付きの体組成計なので、体重の測定値のカルテへの記載や健診にも使用することが可能です。
なお、政府統計である「平成29年国民健康・栄養調査」※において、四肢の筋肉量の調査にMC-780A-Nが使用されるなど、高い信頼性があることも選ばれる理由の一つです。

 

※平成29年国民健康・栄養調査:厚生労働省(2018)平成29年国民健康・栄養調査報告

 

 

 

研究データの取得に便利!持ち運びやすいポータブルタイプ

後藤:MC-780A-Nには、据え置き型のポールタイプと持ち運びに便利なポータブルタイプがあります。
ポールタイプは測定者が訪れるクリニックなどで導入されることが多いですが、ポータブルタイプは、イベント利用が多い自治体のほか、外部に持ち運んでデータ調査を行う研究機関、訪問診療をする医療機関などでの導入が多いです。

ポータブルタイプの本体重量は、11.1kgの設計になっているためひとりでも手軽に持ち運ぶことができます。
ポータブル専用のキャリングケース(別売)は、キャスター付きのジュラルミンケースなので、「移動や輸送も簡単で実用的」とお客様に喜ばれています。

▲MC-780A-N(左:ポールタイプ、右:ポータブルタイプ)


タニタの最上位モデル「MC-980A-N plus」でブランディング

森: MC-980A-N plusは、MC-780A-Nの上位モデルです。はかれる項目や精度はMC-780A-Nと同じですが、本体だけで測定からデータの管理まで完結する“スタンドアローンタイプ”である点が特徴です。データ管理のためにPCを設置したりする必要がないので、スタイリッシュに空間をデザインできます。

松村:デザインの観点からお話すると、MC-980A-N plusは別料金でカスタマイズしてオリジナルカラーにしたり、企業やスポーツチームのロゴを入れたりすることもできます。

業務用体組成計はある程度大きさのあるものなので、フィットネスジムなどでは周囲に調和するカラーにするところもあります。インテリアを選ぶのと少し似た感覚ですね。


森:1台の価格は高価でありますが、「スタイリッシュさ」や「ラグジュアリー感」がマッチする企業様にはMC-980A-N plusを選んでいただいています。

ご購入いただいたお客様からは、「最上位モデルでの測定体験は満足度も高い」とのお声も実際に頂戴しています。
なかには、健康経営に向けた取り組みの一環やプロスポーツチームでも使用されています。

▲MC-980A-N plus-KOFモデル


アプリケーションソフトで体組成データをもっと活用

森:MC-780A-Nは本体だけでもお使いいただけますが、測定データの管理をするには別途アプリケーションソフトが必要になります。買い切り型の「Get In Shape-N NV-191(Windows向け)」と、クラウド型の「TANITA FIT(iPad向け)」をご用意しています。

クラウド型の「TANITA FIT」は、測定結果を別のPCやジムのご利用者様のスマホなどでも閲覧ができますので、おすすめです。

導入すれば、データをクラウドで管理できるため、お好きな端末でいつでも確認できます。  なお「TANITA FIT」はMC-980A-N plusとMC-780A-Nのどちらにも対応しています。


MC-980A-N plus・MC-780A-Nと連携して体力の測定も可能!運動機能分析装置「zaRitz」

後藤:MC-980A-N plusもMC-780A-Nも、筋肉についてさらに詳しくはかりたい場合は別売の運動機能がはかれる装置zaRitz(ザリッツ)と連携することで、体組成計による筋肉の量と質、zaRitzによる筋力を組み合わせて、筋肉を多面的に評価することが可能です。          
zaRitzは、介護施設などでのトレーニングや運動指導の効果測定や、高齢者の足腰の健康状態の評価を目的として、ご活用いただいてます。


お客様の課題を解決する最適な機種をご提案

松村:初めて購入を検討されているお客様には、どんな状況でお使いいただこうとしているのか、どんな目的で、どんな項目をはかりたいかをしっかりヒアリングしながら導入をご検討の施設様にぴったりな体組成計をご提案いたします。

 

今回ご紹介した3機種以外にもさまざまな機種をそろえているので、お気軽にご相談ください。ご相談いただければ使用シーンやご予算によって、ぴったりの機種をご提案することやデモ機をお持ちしてお試しいただくことも可能です。
迷ったらまずは以下フォームよりお問い合わせください!
 

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