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2024.07.25
タニタが2024年7月10日に提供を開始した、「タニタ暑さ指数管理サービス」。 任意の地点に設置した黒球式暑さ指数センサーで計測した気温や暑さ指数のデータを専用サーバーにモバイルデータ通信で自動送信し、web上でいつでもどこからでも確認できるのが特徴です。 今回は、センサーをタニタの本社に設置して実際にはかってみたデータをご紹介。 連日猛暑が続くいま、どのようなデータがとれているのでしょうか。
本サービスで使用するのは、モバイルデータ通信機能を備えた全天候型の黒球式暑さ指数センサー「TC-350」。
日射や地面からの照り返しによる輻射熱を計測し、屋内外問わず、炎天下でも正確な暑さ指数を計測します。
また、悪天の屋外で使用することから、防水防じん性能を備えました。
給電には専用の組電池を用いるため、屋外でコンセントがない場所でも使用できます。
7月24日、東京都板橋区にあるタニタ本社に、TC-350を4台設置して計測を開始しました。
設置場所①タニタ本社屋上(上図左側)、②タニタふれあい農園(上図右側)
設置場所③ふれあい広場 日向(上図左側)、④ふれあい広場 日陰(上図右側)
web上の暑さ指数管理サイトで計測結果をチェックします。
機器を設置した4か所の危険度、暑さ指数、気温、温度が一覧で分かります。
日中は機器からデータが10分おきに送信される設定で、リアルタイムに状況が把握できます。
地図表示機能で、各地点における現在の危険度が視覚的に分かります。
10:18時点では、タニタ本社では4か所中1か所が紫の表示(危険 33℃以上)、2か所が赤の表示(危険)、1ヵ所がオレンジの表示(厳重警戒)。
お昼の時間、空が急に暗くなって涼しくなってきたと思ったらゲリラ豪雨が!13:01時点では、水色の表示(注意)になりました。
そして雨が上がり、気温がまたぐんぐん上昇。15:27時点では、4か所中2か所がオレンジの表示に。「厳重警戒」の状態です!
設置した場所ごとに、1日の暑さ指数をグラフにして表示することも可能。
ゲリラ豪雨の影響で、昼間にがくっと下がっていますが午前中は高い数値を記録しています。
「タニタ暑さ指数管理サービス」では、管理サイトを確認したり、危険度に応じてアラートメールを受け取ることで、離れたところにいる管理者が暑さによる健康への危険が高まっていることに気づけ、対策を取ることができます。
グラフで蓄積したデータを基に、今後の暑熱対策の検討や計画策定を検討したり、対策効果の確認にも活用できます。
ぜひ学校や保育所、建設や製造、運送の作業現場、スポーツ施設や公園など、大人数が利用する場所での暑熱対策にお役立てください。
タニタは今後もニーズに合わせたさまざまな計測機器やサービスをラインアップし、暑熱対策への取り組みをサポートしていきます。
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