ルーキー戦にぜひ出てもらいたい

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受け継がれる“一生もののつながり”への思い 「TANITA CUP 2022」レポート

2023.03.13

ルーキー戦にぜひ出てもらいたい

タニタが「ツインスティック(PlayStation®4用ソフト『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)』に対応するコントローラー)をつくる」と宣言したあの日から、早5年。昨年に続き今年も『バーチャロン』を使ったeスポーツ大会「TANITA CUP」を2023年3月26日に開催します。 本記事では、2022年3月に開催した昨年の大会の模様をお伝えします。昨年は初の試みとしてルーキー戦を実施しました。タニタからは若手2名が参戦!約1カ月間の修業の成果はいかに……?


ルーキー戦 参戦社員はガチ(社会人)ルーキー

ルーキー戦の開催にあたり、本大会の責任者……いわば大将の久保彬子から参戦を命じられたのは、タニタ動画プロジェクト(タニプロ)でもおなじみの“よっしー”と“めしだ”。

この2人、『バーチャロン』のルーキーであると同時にタニタ社員のルーキーでもあります。フレッシュな2人は約1カ月間、猛特訓をして「TANITA CUP 2022」に臨みました。

今さらながら種明かしをすると、「TANITA CUP」を記事にするなら「ルーキー戦に(ルーキーの)社員が出たほうが臨場感あるのでは?」という声から生まれた企画。軽~いノリで言ってしまったのですが、なんと2人も出場してもらえることになりました。よっ、期待のルーキー!

▲すべてはこの動画からはじまりました

【バーチャロン】TANITA CUP 2022 ルーキー戦に向けて特訓を開始!【今年もこの季節がやってきた!】

 

 

よっしーもめしだも、どちらも『バーチャロン』初心者。

2人とも日ごろからゲームには親しんでいるものの、『バーチャロン』と同世代(1990年代生まれ)ということもあり、自分が生まれた頃に登場したゲームで遊ぶのはきっと初めてだったはず。ましてやタニタに入社して仕事でゲームをすることになるとは思わなかったでしょう。人生何があるか分からないものです。

 

よっしーはタニタ製ツインスティック、めしだはパッドでそれぞれ特訓することに。

そしてまずは大会運営に携わる株式会社YOUDEALの、にしださくり氏に奥深い『バーチャロン』のイロハを教えてもらいました。それにしても初心者2人をいきなり師匠のレッスンに送り込むとは、かなりスパルタ…いや、かなり本気なのが伝わってきますね!

当初の予定にはなかったものの、気づいたらそれぞれ自主的に練習をおこなっていました。

よっしーは、師匠のもとを再び訪れ個人レッスンを受けた模様。大会直前の最も忙しいタイミングにもかかわらず、ニコニコしながら鬼のような熱血指導をしてくださった、にしださくり氏には頭があがりません。

▲本当に長時間教わっていたそうです

【特訓】師匠にバーチャロンの必勝法を教わりたい!!

 

 

一方で、めしだはというと…ちゃっかり社長に対戦相手になってもらっていました!しかもけっこう強くなっています。

それにしてもふたりとも志が高い。いろんな意味で大物のルーキーたちです。これは大会当日も期待できそう。

▲ルーキーと並んだ社長の手つきを見ると、なんというか貫禄があります

【バーチャロン】タニタ社長を倒せ!ルーキーめしだが特訓の成果を披露!!【ルーキー】


TANITA CUP2022当日、2人の練習の成果はいかに

そうして迎えた大会当日。

2人にとっては決戦の日でありながら、練習の成果をお披露目する場でもあります。

配信動画からはわかりませんが、対戦する彼らの背後には師匠たちとバーチャロンの生みの親である亙重郎さん、タニタ社長の谷田千里といった大御所たちがずらりと構え、彼らのプレイを見守りつつ実況しています。

バーチャロンをプレイしている様子

▲こんな感じの配置でした

 

 

はっきり言ってしまいますが、この配置なら誰だって緊張します。この緊張に打ち勝ち、これまでの猛特訓の成果を存分に発揮していただきたい!

 

ということで、まずはめしだから。対戦直前とはいえ、カメラを向けるとこの表情。これぞゲーマーの貫禄です。

バーチャロンをプレイしている様子

▲余裕のめしだ

バーチャロンをプレイしている様子

▲パッドで臨みました

 

一方でよっしーはというと…えっ、かなりガチガチ。明らかに緊張しています。大丈夫?

対戦直前、大真面目に「今の血圧はかりたい…」と一言つぶやいたのをわたしは聞き逃しませんでした。こんなときにまで血圧の話をするとはさすがというか、タニタの鑑です。

バーチャロンをプレイしている様子

▲緊張しています

バーチャロンをプレイしている様子

▲対戦直後

 

 

対照的なふたりのプレイの様子は以下の動画からどうぞ!

勝ち負けがすべてではないし、新しいことに挑戦する意気込みがいちばん大事。当たりまえのことかもしれないけれど、けっこう大切なことをふたりのルーキーに教えてもらった気がします。

戦いを終えたルーキーたちからコメントをもらいました。

 

Q.はじめての『バーチャロン』、どうでしたか?
よっしー:

普段、コントローラーを使ってゲームをしているということもあり、アーケードスタイルのツインスティックの操作感に慣れるまでに時間がかかりました。

しかし慣れてくると、バーチャロイドを直感的に動かせるようになり、没入感を楽しめるようになってきました。『バーチャロン』を長い間プレイする人たちがいる理由はここにあるのかもしれません。

あと、師匠との特訓は、動画でもお伝えした通り、かなり長時間やりましたね(笑)。でも、しっかり褒めてくれるので辛くはなかったですし、上達している実感が湧きました。

 

めしだ:

『バーチャロン』は数十年前に誕生したゲームということもあり、自分たちが普段遊び慣れている、いわゆる最近のゲームとは操作感がだいぶ異なるので、なじむまでに苦労しました。動作はもっさりしている割にすべての行動に派生があるため、狙った行動を出すことが難しかったです。

しかし、だんだんと操作が手になじむようになってくると、次に相手の行動に対してどのように行動しようかと考えるようになり奥深さを感じました。対人ゲームの醍醐味でもありますね。

大会当日までは1カ月ちょっとしかなかったため、練習時間は十分でなかったと思いますが、プレイを楽しむことはできるようになりました。チャロナー(バーチャロンファン)への第一歩は踏み出せたかなと思っています。


最後に待ち受けていたのは…サプライズ

早朝から始まった「TANITA CUP」もあっという間に時間が過ぎていき、気が付けば21時過ぎ。外は真っ暗です。白熱したバトルもついにクライマックスへ。

そして、閉会式では久保から大事なお知らせが……。

実は本大会をもって、これまで4年間「TANITAツインスティック・プロジェクト」を担当していた久保が卒業することになりました。この日は「TANITA CUP 2022」の開催日でありながら、久保の卒業式でもあったのです。

3回におよぶクラウドファンディングと、2回の大会。この4年間、右も左も分からない状況から走り出し、チャロナーの皆さんと一緒に駆け抜けた久保の門出を、ツインスティック関係者と配信をご覧になられているチャロナーの皆さんで盛大にお祝いしました。

閉会式の様子

▲しっとりした雰囲気ですが、このあと亙さんとの裏話で爆笑の涙に変わりました

 

 

そして、気になる後任も発表です。後任はなんと……よっしーとめしだ!

久保たっての希望で、ルーキー2人にバトンが渡されました。この2人を中心に、TANITAツインスティック・プロジェクトは次のステップへと進みます。

インタビューを受けている様子

▲ルーキーの2人に期待です

 

 

久保:

よっしーとめしだは、タニタ公式YouTubeチャンネルを盛り上げるタニプロのメンバーです。今回、TANITA CUPの告知をサポートしてくれる……というところから、2人は巻き込まれました(笑)。2人ともバーチャロン初心者であり、今回のTANITA CUPで実施したルーキー戦のプレイヤーとしてもピッタリ……!

ということで、あれよあれよという間に大会へ出場してもらうことに。

さらには私の後任として、TANITAツインスティック・プロジェクトの顔となるべく、しっかりバトンを受け取ってくれました。来年は2人でフォースに出場してくれるかな!? 今後のタニタeスポーツ部が楽しみです。

 

そして見事に“巻き込まれた”ルーキー改めツインスティックの担当2人から、これからの抱負をどうぞ。

 

よっしー:

今回のTANITA CUP一連の流れや皆さんとのやり取りなどを通して、久保さんの存在の大きさを感じました。その後をしっかりと引き継いで、久保さんがつくってきたものを更に発展させていけるよう頑張っていきたいです。

『バーチャロン』の場合、練習するとしてもルーキーが同レベルの人と対戦する機会が少ないという課題があると思います。担当として、配信などでルーキー同士をマッチングして対人戦の練習ができる環境を提供できたらいいなと考えています。


めしだ:

偉大すぎる先輩の跡を継がなければならないので正直プレッシャーを感じています。タニタ主催でまたイベントができるように、よっしーと一緒に頑張ります。


久保:

2018年2月にスタートしたTANITAツインスティック・プロジェクトも丸4年が経ちました。

3度のクラウドファンディング、一般販売、そしてTANITA CUPの開催と、プロジェクトがスタートした時はこんな未来が訪れるとは全く予想していませんでした。人生は分からないものです。
はじめは、分からないことが何かすら分からない状態で、ガードレールがツインスティックに見えた時期もありました。そんな中、ここまでこれたのは、本当にセガさん、亙さん、関係者の皆さん、そして何より『バーチャロン』を愛するファンの皆さんがいたからこそです。

私はタニタを卒業しますが、これからも一ファンとして(ゲームの腕前は永遠のルーキー…)、携わっていけたらと思います。今まで本当にありがとうございました。いつか皆さんとリアルでお会いできる日を夢見て……

GET READY!!
 


2023年の「TANITA CUP」は「オラタン・パフォーマンス・コンテスト(仮称)」を開催!

すっかりお馴染みとなってきた「TANITA CUP」、2023年ももちろん開催します。

「電脳戦機バーチャロン マスターピース1995~2001 TANITA CUP 2023」では、新企画として、今年は”魅せるプレイ”を競う「オラタン・パフォーマンス・コンテスト(仮称)」を開催。あらかじめご自身で収録した動画を応募していただき、厳正なる審査の結果をタニタカップ当日に発表します。


当日は「解説プレイヤー賞」のほか、「亙賞」「TANITA賞」などの表彰を予定しています。受賞者には豪華な副賞も……あったりして。参加費は無料です。参加受付期間は2023年3月19日(日)午後11時59分まで。

▲「TANITA CUP 2023」キービジュアル


知る人ぞ知る”あの設定”にルーツが!

ところでなぜ「パフォーマンス・コンテスト」なのかと思う人もいるでしょう。そのカギは『バーチャロン』の設定にあります。


同作の設定では、『バーチャロン』の世界で繰り広げられる戦闘の中には「限定戦争」と呼ばれる興行があり、これを取り仕切る国際戦争公司から「エンターテインメント性にかける戦闘を行うことの警告」※が出されることがあります。


今回行う「パフォーマンス・コンテスト」はこの設定に基づくもの。スーパープレーや高等テクニックなどでエンターテインメント性を最大化し、視聴者を楽しませる「魅せるプレー」を競います。

強さだけでなく、プレイの美しさを競う大会。

タニタカップは3回目にして、さらなる高みを目指します。

  • 『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム「真実の璧」』(ソフトバンククリエイティブ刊)より

大会の模様は、タニタのYouTube公式チャンネル(https://www.youtube.com/@TANITAofficial)でライブ配信します。常連さんもはじめましての方も、ぜひご覧ください!

そしてたくさんのご応募お待ちしております。

GET READY!!

▼情報収集はこちらから!TANITAツインスティックプロジェクト公式Twitter
https://twitter.com/t_twinstick

 

ⒸSEGA CHARACTERS ⒸSEGA/AUTOMUSS CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME

 

▼『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995~2001』公式サイト
https://virtual-on.sega.jp/masterpiece/

プロフィール

合同会社サウザンスマイルズ ロゴ

合同会社サウザンスマイルズ

タニタのグループ会社。社名にもなっている「もうあと1000人を笑顔に」という理念のもと、ウェブサイトの運営やモジュールの開発などを行っています。

 

サウザンスマイルズ ウェブサイト:

https://www.thousands-miles.com/

  • 本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。内容は予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

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