食事
2024.02.09
野菜はたくさん食べた方が良い と、なんとなく認識している人は多いと思います。 しかし、その理由について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。 今回は、野菜を取るメリットや食べ方のコツについてご紹介します。
株式会社タニタ 管理栄養士 小西 美早紀
タニタの健康をはかる技術を通して人々の健康意識を高めたいと思い、2021年に入社。現在は広報業務を担当している。
野菜はシャキシャキと噛み応えがあるものが多いですよね。自然に咀嚼回数が増えることで脳の満腹中枢が刺激され、満腹感を感じやすくなります。食事のはじめにサラダやスープなど、野菜メインのおかずを食べることで、主食や主菜の食べ過ぎを防ぐことに繋がります。
野菜に多く含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する作用があります。これにより、血圧の急激な上昇を抑制したり、むくみを和らげたりする効果が期待できます。
野菜に多く含まれる食物繊維は、善玉菌を増やすことで腸内環境を整える作用があります。腸内環境が整うと、腸の動きが活発になり便秘などを防ぐことに役立ちます。
成人の1日の野菜摂取目標量は350gです。そんなにたくさん食べられないと感じる方も多いと思いますので、野菜をたくさん食べるコツをご紹介します。
野菜は加熱すると水分が抜け、かさが小さくなります。フライパンで加熱するのが面倒な時は、電子レンジを活用することも一つの手段です。
主菜は肉や魚のみで済まさず、野菜を加えてみましょう。例えば、鮭を使う場合、きのこや野菜と一緒に焼いてムニエルにしたり、レタスやトマトを添えてみたりしてみましょう。栄養バランスが取れるだけでなく、食卓の彩りも良くなります。
野菜は毎日食べることが大切です。しかし、野菜を食べることを意識するあまり、食事することを負担に感じてしまっては本末転倒です。そんな時は、冷凍や缶詰の野菜を活用してみましょう。
参考文献:「2023HealthyDiary」,公益社団法人 日本栄養士会,2023
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