PRODUCT STORY
2023.09.29
今回発売されたのは、「ミックスフルーツミニスコーン」「バナナチップキャラメルミニスコーン」「ソイミルクチョコレート」の3種類。スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどで購入できます。 これらの商品開発に携わった各社の担当者に、開発の裏側について教えてもらいました。
株式会社モントワール マーケティング企画部 内山 恵
新商品の企画開発、既存品のリニューアル提案、自社ブランドの販売戦略に携わる。今回の共同企画では、コンセプト立案から商品化までの企画開発を担当。
株式会社タニタ食堂 管理栄養士 小武内 沙織
「タニタ食堂」や「タニタカフェ」の品質管理、メニューや監修商品の開発などに従事。
内山:
「糖質オフ」の食品は、流行から定番になりつつあります。弊社でも定番となっていた「糖質オフ」に加えて栄養素をしっかり取れるという点や、「豆乳」を使うという点で新規性があると判断しました。
今回の商品のターゲット層は「働く女性」。仕事中のリフレッシュや、時間が取れない日の食事代替、というシーンを想定して開発しました。主にオフィスでの喫食を想定し、音を立てずにひと口で食べられるようなサイズ感を意識しました。
チャック付きで少しずつ食べられる仕様にするなど、”食べるシチュエーション”を明確にイメージしております。
チャック付きなのもいいところ
小武内:
タニタカフェからは、栄養価や「噛む」要素を盛り込んでいただきつつ、かつおいしいものを……という、かなり難しいお願いをしていました。それにもかかわらず、全てクリアしたおいしい商品に仕上げていただいて、もう頭が上がりません。
小武内:
タニタでは、1日3食バランスよく食べることを推奨しています。
しかしライフスタイルや働き方の多様化を背景に、食事回数や食事の取り方にも変化があり、どうやって栄養を補うかを検討しました。そして自分が食べやすい時間に簡単に取れるという観点も大事ではないかと考えました。
これを踏まえ、間食をうまく活用し、少しでもバランスよく栄養を補うサポートをすることも必要だという結論に至りました。
商品の仕様を固めていくにあたって、タニタの管理栄養士や栄養士にも協力してもらいました。
内山:
スコーンが特に苦労しました。
スコーンについてタニタさんからの要望は、一袋あたりたんぱく質10gを取れるようにすることでした。
たんぱく質を増やすほど、おいしさが遠のいてしまったり、生地がパサついて崩れてしまったりといった課題が出てきます。おいしさを保ちながら、栄養も取れるようにするのが難しかったです。できるだけパサつきを抑えつつ、さらに咀嚼を促す要素としてフルーツやバナナチップを入れて……大変でした(笑)。
小武内:
こちらからたくさんお願いをしてしまいましたが、完璧に応えていただきました。試食のとき、いつも厳しい社長が「おいしい!」と食べる手が止まらなかったのが印象的でした。
モントワールさんのご尽力により、スコーン一袋を豆乳200mlと一緒に摂取することで、成人女性の一日のたんぱく質摂取推奨量の40%を補える商品に仕上がりました。
「タニタカフェ監修 ミックスフルーツミニスコーン」
内山:
どちらの商品も「トレンドに合わせたものをつくること」を意識しました。例えばスコーンには豆乳のほかにも、話題の食材であるオートミールを生地に練り込んでいます。
スコーンはオートミール入り
オートミールは栄養価が高いだけでなく、スコーンの食感を出す役割も担っています。
また、チョコレートは豆乳パウダーを使用することで、糖質を抑えながらも美味しく仕上げることができました。
「タニタカフェ監修 ソイミルクチョコレート」
小武内:
タニタカフェらしさという点では、おいしさ、楽しさ、食べ応えは大事にしたいポイントだったので、さまざまな難しいお願いを解決いただいたモントワールさんには感謝しかありません。
かばんに入れておけるサイズ感、持ち運びやすさという点においては、いままでのタニタカフェ監修商品の中で、最も身近な商品にできたと思います。
小武内:
今回、開発に携わった私たち自身が「働く女性」というターゲット層ど真ん中でした。
バランスよく食事を取ることの大切さをお伝えしている私自身も、仕事に没頭するあまり、食事がおろそかになってしまうこともあります。
そのため、まず自分たちが食べたいものであること、そしてこの商品が私たちの味方となるように、という思いを込めています。おいしくてしかも栄養価も高いので、健康づくりの1つとして役立てていただけることを願っています。
内山:
一般的におやつは嗜好品のため、罪悪感を持っている人もいると思いますが、今回の商品に関しては、タニタカフェ監修のもと栄養素、満足感、おいしさをプラスしたおやつに仕上がりました。ぜひ一度ご賞味ください。
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