タニタの考える健康
2024.05.06
タニタの新規事業を担う「コア技術」の研究・開発に取り組むコア技術研究所(通称“コア研”)。「コア研コラム」では、研究所に所属する先生方に健康について様々なお話を伺っていきます。 今回は、慈恵医大晴海トリトンクリニックの横山先生に教えていただきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回、お話したいことは「生命財産が目減りして起こる老化について知る」ことです。
心筋梗塞やガンと異なり、老化は何処からが病気という境目がありません。
「どこからが病気」で「どこまでが病気ではない」ということがはっきり言えないのです。
歳を取れば、血圧が上がり、血糖やコレステロール・中性脂肪も上がってきます。
皆さん、健康診断の数値を見てみて下さい。
血圧や血糖など複数の項目が、同じように正常上限値に迫っていったり、異常値になっていったりすることに気が付くのではないでしょうか?
一般に、健康に目を向けるのは現役世代では難しく、 60 歳を超えてからと言われていますが、老化は若い頃からすでに起こっているのです。そのサインを見逃さないで下さい。
たとえば、
などです。
アルコールが処理できないこと、寝ないことによる身体への負担が処理できないこと、情報が処理できないこと、カロリーが処理できないこと、これらは、全て老化現象です。
私は老化を「外からの負荷を処理できなくなること。柔軟性を失うこと。」と定義しています。
大雑把に言えば、塩を処理できないことが一部の高血圧に、糖を処理できないことが糖尿病に、脂質を処理できないことが脂質異常症に繋がります。
老化のスピードは個人個人で大きく異なります。健康診断の正常・異常というのは、平均値と比べてどういう状態かということを示しているのです。
いま、皆さんにやって頂きたい行動変容は
貴方の健診の血圧、HbA1c、中性脂肪、LDL コレステロールが正常値かどうかだけでなく、数年間の動きをみて下さい。人と比べるのではなく、貴方は貴方なのです。
「コア技術研究所コラム」では、研究所に所属する先生方に健康について様々なお話を伺っていきます。ご専門の先生ごとに過去発信コラムをまとめてありますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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