タニタの考える健康
2024.07.09
よくアミノ酸と聞くけれども、どんなものなのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか? 今回は、アミノ酸の成分や必要な理由などをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
タニタ栄養研究所
タニタ栄養研究所は、株式会社タニタやグループ会社の株式会社タニタ食堂、株式会社タニタフィッツミーに在籍する管理栄養士や栄養士などで構成する「食」と「栄養」の専門機関です。
研究開発や食・運動のサービス提供で培ったノウハウを生かし、健康づくりやからだづくりに関するさまざまな
情報を発信しています。
この他に、健康的なレシピの考案、サッカーチームや女子野球チームなどプロアスリートの栄養サポートにも取り組んでいます。
アミノ酸は、たんぱく質を構成する有機化合物です。たんぱく質は、筋肉や皮膚、髪、臓器の主要な成分になったり、ホルモンや酵素といったからだの調整機能を担う物質の原料になったりします。つまりアミノ酸は、健康と美しさをサポートする栄養成分のひとつといえます。
たんぱく質を合成するアミノ酸は全部で20種類で、すべてがそろわないとたんぱく質を合成できません。
そのうち、9種類の(必須アミノ酸)は体内で合成できず、食事から摂取する必要があります。この9種類のアミノ酸を総称して「必須アミノ酸」と呼ばれています。
なかでも「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」(3つを総称して「BCAA」)は、筋肉の分解を抑制する働きがあるといわれています。また「ロイシン」はたんぱく質の合成において重要な役割を担っていることが知られています。
「アミノ酸からつくられるたんぱく質は筋肉の成分になる」と聞くと、「筋トレをしている人のもの」「私にはあまり必要ないのかも」と考える方もいるかもしれません。しかし、筋肉は健康なからだをキープするために欠かせないものです。
近年話題になっている「フレイル」をご存じでしょうか?フレイルとは、おもに加齢による心身の衰えのことで、要介護の手前の状態をいいます。フレイルを予防するには、筋肉を衰えさせないことも大切。
そのためには、食事でたんぱく質の元となるアミノ酸を十分に取り、適度にからだを動かすことが必要なのです。
高齢化が進む日本では、フレイルは深刻な社会問題になっており、一人ひとりが予防に取り組むことが求められています。
また、フレイルは決して高齢者だけの問題ではありません。テレワークの普及などをきっかけに若い世代の運動不足が進み、40~50代にも「フレイル予備群」にあたる方々が増えています。
今のうちからフレイル対策に意識を向ける必要があります。
参考文献:
日本食事摂取基準,厚生労働省, 2020年01月17日
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
アミノ酸,厚生労働省e-ヘルスネット,2019年6月12日
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-001.html
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