食事

貧血に負けないからだをつくろう!

2024.11.20

めまいや立ちくらみなど、からだに不調を感じていませんか? もしかしたら鉄分不足による貧血かもしれません。 貧血とは何なのか、食事で予防するポイントと併せてご紹介します。

プロフィール

株式会社タニタ 管理栄養士 本橋昌子
人々の健康をサポートできるような仕事がしたいと思い、2023年11月に入社。現在は企画職として、キャラクターコラボ商品や新商品の企画立案などを行っている。
 


「鉄欠乏性貧血」とは

貧血とは赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)濃度が低下した状態をいいます。消化管出血などによって貧血を引き起こすこともありますが、最も多い原因は血液を作るための鉄分が不足することによる貧血です。

 

ヘモグロビンは酸素を全身に送る働きをし、鉄分によって構成されています。鉄分が不足するとヘモグロビンの量も減り、体内が酸欠状態になります。これが鉄欠乏性貧血です。


貧血のリスク

貧血はめまいや立ちくらみの他にも、倦怠感や頭痛、息切れ、気力の低下など、さまざまなからだの不調を招きます。

鉄欠乏性貧血を予防するためには、鉄分を食事からしっかり取ることと、効率よく吸収することが重要です。
 


貧血予防のための食生活のポイント

鉄分を摂取しよう:「ヘム鉄」「非ヘム鉄」

食品中に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類あります。
「ヘム鉄」の方がからだへの吸収率が高いですが、どちらもバランスよく食べることが大切です。

【鉄分が多く含まれる食品】

 

  • ヘム鉄:レバーや赤肉、赤身魚(かつお、まぐろなど)
  • 非ヘム鉄:野菜(ほうれん草、春菊、小松菜)、卵、大豆製品(豆乳、納豆)など

鉄分の吸収率を高める食品

ビタミンCは鉄の吸収率を高めてくれる栄養素です。緑黄色野菜や果物、じゃがいもなど、ビタミンCを含む食品を一緒に取ることを心がけましょう。
他にも、柑橘類や酢などの酸っぱいものを食べて胃酸の分泌を促すことで、鉄の吸収率を高める効果が期待できます。
 

日頃から鉄分を多く含む食材を上手に活用し、貧血に負けないからだづくりをしましょう。

参考文献:

・貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう, eヘルスネット, 厚生労働省, 2020年10月1日

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-008.html

・鉄(てつ), eヘルスネット, 厚生労働省

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html

・一般財団法人 女性労働協会内(厚生労働省委託事業)

https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/anemia.html

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