食事
2023.07.03
色鮮やかな夏野菜が店頭に並ぶ季節になりました。 今回は、野菜の選び方のポイントと栄養素についてご紹介します。
株式会社タニタ 管理栄養士 小西 美早紀
タニタの健康をはかる技術を通して人々の健康意識を高めたいと思い、2021年に入社。
現在は広報業務を担当している。
野菜の中でも、6月から8月頃に収穫されるものを「夏野菜」と呼んでいます。
今では通年出回っている野菜も増えていますが、旬の時期は特に味が濃く、栄養価が高くなるといわれています。
実、ヘタともに全体が鮮やかな色味で、ハリとツヤがあるものが美味しいといわれています。
また、トマトに含まれるビタミンCは、紫外線による日焼けを予防する効果が期待できます。
重くてハリがあり、太さが均一のものを選びましょう。イボがとがっているものもおすすめです。形が曲がっていても、味には大きな影響はありません。
きゅうりに多く含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出する作用があり、むくみの改善などが期待できます。
色が濃く、角がしっかりと張っているものを選びましょう。表面がうぶ毛で覆われているものは、特に鮮度が良いといわれています。
オクラに多く含まれる食物繊維は、血糖値の急激な上昇を防いだり、おなかの調子を整えたりする効果が期待できます。
紫色が濃く、ツヤがあり、ヘタの下まで太いものがおすすめです。ヘタの色が黒く、ガクがとがっているのも新鮮さの証しです。
皮に含まれるポリフェノールは、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素の働きを抑える効果があります。
参考文献:
「特集1 夏野菜を 食べよう!」,農林水産省,2013年
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1308/spe1_01.html
「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」,文部科学省,2020年
https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html
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