食事
2024.05.21
物価の高騰が続き、栄養バランスのよい食事をしたくても食費がかさんで難しいという人も多いのではないでしょうか。しかし、工夫次第で節約しながら栄養バランスのよい食事をすることが可能です。 今回は、食費を抑えながら栄養もしっかり取れる、おすすめの方法をご紹介します。
株式会社タニタ 栄養士 木下 裕梨
大学卒業時に栄養士の資格を取得。大学院では有酸素運動をテーマに研究を行った。健康に興味があったことから、タニタに入社。現在は開発部に所属し、高齢者の健康に関わる商品の開発を担当している。
納豆(1パックあたり約30円)
たんぱく質や食物繊維、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た作用を示すと言われているイソフラボンが豊富に含まれています。
卵(1個あたり約30円)
完全栄養食と言われています。たんぱく質やビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群、レシチンなどが豊富に含まれています。
牛乳(コップ1杯200mlで約45円)
日本人が不足しやすいカルシウムやたんぱく質、ビタミンB群が豊富に含まれています。
※価格は2024年4月末時点、関東圏在住の筆者調べ
旬の野菜は栄養価が高く、価格が安くなる傾向があります。
例えば夏に収穫されるトマトは、旬以外の時期と比べると、β(ベータ)-カロテンを2倍含んでいることがわかっています。最近は多くの野菜が1年中手に入りますが、旬の時期を考慮して野菜を選ぶようにしましょう。
春:新玉ねぎ、たけのこ、そらまめ、キャベツ
夏:トマト、なす、ゴーヤ、きゅうり
秋:にんじん、さつまいも、さといも
冬:だいこん、白菜、ブロッコリー、小松菜、ほうれん草
野菜の価格が高い時は、冷凍野菜を取り入れるのもおすすめです。
市販の冷凍野菜は、急速冷凍することで、冷凍前と栄養価がほぼ変わらない状態を保っているものが多いです。価格も比較的安定していて長期保存が可能なため、手軽に多種の野菜を取ることができます。
参考文献:
旬を取り入れた食生活(春・夏),厚生労働省e-ヘルスネット,2021年4月7日
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-020.html
この記事はタメになりましたか?
人気記事ランキング
RANKING人気記事ランキング
RANKING