タニタの考える健康
2024.06.04
よく体調を崩す・アレルギーや肌荒れなどの悩みはありませんか?実は、これらのお悩みには腸が関係していることもあるんですよ。 今回は、腸から免疫機能の向上を期待できるポイントを紹介します。
株式会社タニタ 管理栄養士 井上 詩央里
大学卒業時に管理栄養士免許を取得。タニタの健康をはかる技術を通して、老若男女幅広い人々の健康意識を高めたいと思い、2023年に入社。現在は商品の開発に携わっている。
消化吸収を担う腸は、実は免疫をつかさどる器官としても極めて重要な役割を持っています。免疫細胞の約7割が腸に生息しており、からだを病原体から守っています。
腸は食べ物を取り込む口と繋がっており、病原体やウイルスが侵入しやすいため免疫機能が発達していると考えられています。この腸に備わる免疫機能を「腸管免疫」といいます。
腸内環境が乱れると腸管免疫は低下します。腸管免疫が正常に働かなくなると、私たちのからだにさまざまな悪影響が出てしまいます。
これを防ぐためには、腸内環境を整え、腸管免疫を高めることが大切です。
たんぱく質
免疫細胞を作る主成分であり、不足すると免疫機能が低下しやすくなります。肉や魚、大豆、乳製品などの食品からたんぱく質を取りましょう。
抗酸化作用のあるビタミン(ビタミンA / C / E)
免疫細胞を傷つける物質の働きを抑え、免疫機能の低下を防ぎます。緑黄色野菜や柑橘類、ナッツ類などから積極的に取りましょう。
発酵食品や食物繊維を多く含む食品
これらは腸内の善玉菌を増やす働きがあります。腸内環境が良くなることで、腸管免疫が高まります。
腸管免疫を高めて、病気に負けない健康なからだを手に入れましょう!
参考文献:
用語集,公益財団法人 腸内細菌学会,
https://bifidus-fund.jp/keyword/kw020.shtml
食生活から身体の免疫力を高めよう!,東京都保健医療局 東京都西多摩保健所,
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/nisitama/hokeneiyou/eiyousyokuseikatsu/eiyousyoku/menekiryoku.html
川本徹, 「結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法」, 株式会社アスコム, 2022年6月28日, p84~
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