私たちは仕事をする上で、3つのキーワードを持って取り組んでいます。それは「スピード、コミュニケーション、そしてエンジョイ」です。取引先には外資系のお客様が多いので、「スピード」は重要です。早くやるというだけではありません。東に向いて100メートルダッシュして、もしそれが違うとわかったときに西に向かって倍のスピードで走れるかどうかを求められるのです。2つめの「コミュニケーション」とは、お客様とのつながり、メンバー同士のつながりですね。3つめの「エンジョイ」、これは自分の仕事をいかに楽しめるかということです。人に何かしてあげること自体を楽しめるようになれば、それがお客様へのいいサービスへとつながると思います。
私の好きな言葉に、ダーウィンの進化論の『強い者が生き残るわけではない。賢い者が生き残るわけでもない。唯一生き残れるのは、変化できる者だ』というものがあります。これは自分の仕事の考え方にもつながっています。つねに楽しく、変化にスピーディに対応できるように基礎体力はつけておきたいですね。
仕事ではデスクワークがほとんどですが、カロリズムで安静時代謝量を知ったときにはショックでしたね。何もしないと1612kcalしか消費しないことがわかったんです。ざっと考えても、一日の食事は2300kcalくらいは超えていると思うので、明らかにカロリーオーバーですよね。しかも、よくある年代別の平均値などではなく、私の個人データを入れて割り出した数値なのですから、説得力があります。これはもっと積極的に体を動かす日を作らないといけないと思いました。
仕事上、数字を扱うことが多いので、数字で見せられるとぐうの音も出ないんですよね。ここ1年半くらいジムに通っているんですが、そのきっかけも数字でした。人間ドックに行って「中性脂肪に注意しましょう」と毎年言われるよりも、体重計に乗って「75kg」と見ると危機感が出る。それと同じショックがありましたね。
カロリズムを持っていると、ジムもやりがいがありますよ。1週間のどこかで運動する日を作ると数値もぐんと上がります。2時間たっぷり汗を流し、消費カロリーも2700kcalを超えました。努力すればするほど手ごたえがあるのはいいですね。
もともと体を動かすことは好きなんです。大学時代から37歳くらいまではアイスホッケーをやっていました。ずっと過激な運動をしていたので食べることも大好きなんですよ。しかし、カロリズムを持ってからは何となく食事の量にも気を遣うようになりました。妻にも「えっ、これだけでいいの?」と驚かれるくらい減りましたよ。
さらに、今までは土曜日はゴロゴロして日曜日にはジム、というパターンだったのですが、土曜日にも妻の買い物につきあうなど出歩くようになりました。出かけたとしても、電車や車、エスカレーターを使うと思ったより消費カロリーが増えないんですよね。同じ外出でも活動量を気にするようになりました。
感覚的にですけど、ウエストが締まってきたような気がします。いつものベルトの穴が、前より無理なく入るようになりましたよ。体もつねに変化していくもの、これは仕事と同じですよね。数字を見て状況をチェックして、効率的な方法で、迅速に対応する。カロリズムは自分を分析してくれる、新しいツールであると思います。
Copyright (C) 2013 TANITA Corporation. All Rights Reserved.